オッス♂毎日ゲキイキ!ゲキブルーです。
今回は「機械割」の話です。
パチスロ各機種のスペック表を見ると、ほぼ必ず記載のあるこの項目。

何となく、数字が大きい方が良いのは知っているけど、詳しくはよく分かってないという方も多いのではないでしょうか。
今回は機械割とは何か、また長期的に勝つためにはどのくらいの機械割の台を打てば良いのかなどを、勝っている人間の目線で解説します。
機械割とは?
機械割とは、「あるパチスロ機種における、設定ごとに期待できるメダル獲得数の割合」を指します。
「出玉率」や「Payout」という表記を使うこともありますが、最近は「機械割」が使われる事が多いですね。
上の説明だけじゃ分かりにくいと思うので、例を挙げて説明させて頂きます。
例えば今はどこのホールにも置いてあるであろう、「SアイムジャグラーEX」の設定ごとの機械割を見てみましょう。
設定 | 機械割 |
1 | 97.00% |
2 | 98.00% |
3 | 99.50% |
4 | 101.10% |
5 | 103.30% |
6 | 105.50% |
さて、例えばこの機種の設定1を1000G回すとします。
この時、獲得できるメダルの平均枚数は、機械割を使うことによって計算できます。
3枚掛けの機種を1000G回した場合、投入されるメダルの枚数は1000×3=3000枚となります。
ここに設定1の機械割97.0%をかけることで、獲得出来る平均枚数を算出することが出来ます。
3000×97%(0.97)=2910
つまり設定1を1000G回した場合、獲得出来るメダルの平均は2910枚。
(獲得)2910-(投入)3000=-90枚となるので、1000G毎に90枚ずつ負けていくことになります。
これはあくまで「平均枚数」なので、1日など短期間ではヒキによって差枚がプラスになる事もあるでしょう。
ただ1週間、1ヶ月間など長く打ち続ければ続けるほど、結果は平均に近づいていくので、最終的には差枚がマイナスになってしまいます。

逆に、設定6を1000G回した場合はどうなるか、考えてみましょう。
獲得できるメダルの平均枚数は、3000×105.5%(1.055)=3165枚となります。
つまり1000G毎に、165枚ずつメダルが増えていくという事。1日8000G回したら、平均1320枚勝てます。
もちろんこの場合でも、短期間では差枚がマイナスになることもありますが、打ち続ければ続けるほど差枚はプラスになっていきます。
つまりパチスロで勝つためには「機械割がプラスの台を出来るだけ長く打つ」というのが大事になってくるわけですね。
獲得枚数から機械割を逆算する方法
機械割はそれぞれの機種ごと、設定ごとに数値が決められています。
そして、その数値を元にして平均獲得枚数を算出する事が出来るというのは、先ほど述べた通りです。
その逆で、獲得枚数から機械割を算出する事も出来ます。
その際は、下記の公式を使いましょう。
((回転数×3)+差枚)/(回転数×3)
例えば5000G回して、差枚が1000枚のプラスだった場合、機械割は下記のようになります。
((5000×3)+1000)/(5000×3)=1.06666….
%表記にすると、約106.6%となりますね。
さてこの計算、一体何の役に立つの?と思う方もいるかもしれませんが、例えば下記のような場面を想定してみましょう。
ある特定日において、ある特定の台番号のバジリスク絆2が、毎回プラス差枚になっているとします。
その絆2、過去3回の特定日が、下記のような結果だったとしましょう。
(1回目) 総回転数8500 差枚2400
(2回目) 総回転数9100 差枚1300
(3回目) 総回転数8100 差枚1000
この3回分合算の機械割を、先の公式で求めてみると、約106%になります。
そこで、絆2の全設定の機械割を見てみましょう。
つまり、この特定日においては設定6というよりも、設定4が使われる事が多いのでは?というのが推測出来ますよね。
このように、稼働結果から機械割を算出することにより、普段どの程度の設定が使われているのか、ある程度の推測が可能になります。
他にも様々な使い道があると思いますので、一度自分が通ってる店舗のデータを機械割で見直してみる、というのも面白いかもしれませんね。
注意点として、機械割計算に使用する回転数はボーナス中やAT中も含めます。

お店のデータ機では、AT中のゲーム数をカウントしない場合もあるので、機械割が実際の数値とズレる場合も多々あります。あくまで参考程度にしましょう。
機械割は打ち方によって変わる場合も
機械割は、常に一定ではありません。
例えば、ディスクアップ2の機械割を見てみましょう。
市場平均 | フル攻略 | |
設定1 | 99.4% | 103.0% |
設定2 | 101.2% | 104.5% |
設定5 | 104.2% | 107.4% |
設定6 | 105.3% | 108.6% |
このように、同一設定でも複数の機械割が提示されています。
ディスクアップ2はいわゆる技術介入機。通常時に成立する小役の取得率や、ボーナス中のビタ押し成功率によって、機械割が大きく上下します。ですのでこのように、複数の機械割が提示されているんですね。
では技術介入機でなければ、機械割は変化しないのか?というと、実はそういうわけではありません。
例えば、先程例に挙げたSアイムジャグラーでも、通常時に常にチェリーを狙って消化することで、機械割を上げることが出来ます。
設定 | メーカー発表値 | チェリー狙い |
1 | 97.00% | 97.97% |
2 | 98.00% | 99.09% |
3 | 99.50% | 100.75% |
4 | 101.10% | 102.53% |
5 | 103.30% | 104.93% |
6 | 105.50% | 107.29% |
※チェリー狙い機械割はガリぞうさんの動画より引用
このように、チェリー狙いをする事で、約1.5%ほど機械割が上がります。
成立したチェリーを全て取得することで、その枚数分の機械割が上がるわけですね。
※Sアイムジャグラーのメーカー発表値は、適当打ち(チェリーを約3回に1回取りこぼす)で計算しているようです。
1.5%なんて大したことないと思うかもしれませんが、1000G回すと45枚の差が付くんですよね。2000Gなら90枚、3000Gなら135枚・・・終日8000Gであれば360枚と、BIG1回分どころじゃない差がついてしまいます。
ジャグラーで適当打ちをしている方は数多くいらっしゃいますが、おそらくこれくらい差が付くことを知らずに打ってるのではないでしょうか。
45枚って大した数字ではないように見えるかもしれませんが、例えば吉野家2回分と考えたら、適当打ちするのがもったいなく感じませんかね?(笑)
どれくらいの機械割を打てば良い?
さて、機械割に関して長々と説明してきましたが、結局どれくらいの機械割の台を打てば良いのか、気になりますよね。
結論を言ってしまうと、これは自分がどれだけ勝ちたいかで変わってきます。
分かりやすいように、表にまとめてみましょう。
1日の平均差枚 | (参考)1時間当たり ※1日12時間計算 |
|
100% | 0 | 0 |
101% | 240 | 20 |
102% | 480 | 40 |
103% | 720 | 60 |
104% | 960 | 80 |
105% | 1,200 | 100 |
106% | 1,440 | 120 |
107% | 1,680 | 140 |
108% | 1,920 | 160 |
109% | 2,160 | 180 |
110% | 2,400 | 200 |
私の場合、1日で1000枚くらいはプラスにしたいので、104%を基準にする事が多いです。
機械割が104%を上回っている設定に座れたら閉店まで稼働する、そうでなければヤメるといった感じですね。
なお、上記の表は1日=8000Gで計算しています。
もっと多く回せればもちろん表の数字よりも稼ぐことは可能ですし(頑張れば9000G,、10000Gも可能です)、昼頃から打ち始めた場合はもう少し稼ぎは少なくなるでしょう。
自分が今日、どれくらい回せるのか、打つ前にある程度想定しておくことをおススメします。
まとめ
・機械割は稼働結果から求めることも可能であり、お店のデータ確認に役に立つ。
・機械割は打ち方によっても変わるので、打つ前に最適な打ち方を確認したほうが良い。
機械割を意識することで、勝ちに繋がるヒントを沢山得ることが出来るようになります。
ぜひ今回の記事の内容を理解して、普段の立ち回りに活かしてみてください。
人生は一度きり、今日一日も一度きり、激的に生き狂おう!