こんにちは、ゲキブルーです。
今回は普段と違って、パチスロ関係ないお話です。
一応私、これでもエンジニアの端くれなので、今回はそれに関連したお話。

例えば旅行やら出張やらで遠出した際に、ノートPCを持ち込んで現地で細々とした作業をしたりする事、あると思います。
ただ、私もたまにやらかすんですが、

なんて事、あったりしません?(笑)
クラウド上にアップしておけば良いんですが、そういうのもつい忘れがちだったりしますし・・・
そんな時、外出先で自宅PCを動かせたら良いなあ~って思ったりしません?
それを叶えてくれるのが、リモートデスクトップという機能。
外出中でもネットが繋がる環境であれば、手元のノートPCを使って自宅PCを動かす事が可能です。
緊急時の事も考えて念の為、外から動かせるように事前に設定しておくのも悪くないかと思いますよ。
当記事では、リモートデスクトップ接続の設定方法を解説しています。
ただしJ-COM限定です(笑)
※我が家のネット環境がJ-COMだったというだけの理由です(*´∀`)笑
※PC設定に関しては、他環境でも真似出来ると思います。
まずは自宅PCにリモート許可させましょう
まずは自宅PC側の設定を進めていきましょう。

「スタート」メニューから→「Windows システム ツール」→「コントロールパネル」を選択し・・・

「システムとセキュリティ」を選択。
※ちなみにここで上の画像と表示が違う方は、右上の表示方法が「カテゴリ」以外になっていると思われます。
ここはカテゴリに変更して進めましょう。

「システム」の下にある、「リモート アクセスの許可」をクリック。

「このコンピューターへのリモート接続を許可する」にチェックを入れ、さらに「ネットワークレベル認証で~」にもチェックし、OKをクリックします。
※古いOSだとネットワークレベル認証が採用されてないので、この設定にしておかないと繋げません。
まあwindowsの場合、採用されている7以降を使ってる事がほとんどでしょうし、そんな意味ないですが。
これで、設定したPCへの外からのリモート接続が許可されました。
IPを固定化します
次に、自宅PCのIPアドレスを固定させます。
(どういうこと?とお思いの方もいるかと思いますが、まああまり気にせず進んじゃってください。細かく理解してなくても問題ないです)

さきほど開いた「コントロールパネル」から、今度は「ネットワークとインターネット」の下にある「ネットワークの状態とタスクの表示」をクリック。

続いて、「ローカル エリア接続」を選択し・・・

「プロパティ」をクリック。

「インターネット プロトコル バージョン 4(TCP/IPv4)」を選択した状態で、プロパティをクリック。

ようやくIPアドレス設定画面です。
下記の通りに入力しましょう。
IPアドレス・・・ルーターのIPと同じセグメント(住所で言う所の番地的な感じです)なら、何でも可。
今回はルーターのIPアドレスが192.168.0.1なので、192.168.0.2にしました。
大体の場合、ルーターのIPアドレスの最後尾の数字(今回の場合は1)の次の数字にしておけば、問題ないでしょう。
サブネットマスク・・・「255.255.255.0」と入力。
デフォルトゲートウェイ・・・ルーターのIPアドレスを入力。
※分からない方は、下記のコマンドプロンプトから確認しましょう。
優先DNSサーバー・・・デフォルトゲートウェイと同じように、コマンドプロンプトで確認しましょう。
※代替DNSサーバーは空白で良いです。
デフォルトゲートウェイ(ルーターのIPアドレス)が分からない方は、事前にコマンドプロンプトを使って確認しておきましょう。
コマンドプロンプトは「windowsキー+R」を押すと、「ファイル名を指定して実行」というウインドウが開くので・・・

名前に「cmd」と入力してOKをクリックすれば、すぐに開きます。
この我慢で「ipconfig /all」と入力しエンターキーを押すと、自動取得したデフォルトゲートウェイとDNSサーバーのアドレスが表示されます。

↑青枠辺りにデフォルトゲートウェイ(4つの数字で構成されています。fe80~で始まるのは無視してください)が記載されています。
ちなみに赤枠辺りに書いてあるのが、DNSサーバーのアドレス。こちらも確認して
ルータの設定
ルータはメーカー毎、機種ごとにそれぞれ設定方法が違うので・・・
今回は、我が家のルーター「HUMAX」くんを使って説明です。
こちらは、J-COMからレンタルしてる物。
多分、普通には売ってないかと。
(だからJ-COM編なんですねw)

ではルーターの設定開始です。
まずは、chromeでもIEでもなんでも良いので、ブラウザのアドレスバーに、先ほども確認したルーターのIPアドレスを入力。

ルーターの設定画面が開くので、IDとPassを入力してログインします。

右下の「ネットワークの詳細設定へ」をクリック。
※この画面で、Wi-Fi用のSSIDとかPassとか変えられるみたいです。
※この画面にDNSサーバーのアドレスも書いてあります。

さらに詳細設定をクリック。

フォワーディングを選択。

ポートマッピング設定画面です。
下記の通り(画像の通り)に値を入力しましょう。
プロトコル・・・TCPを選択。
アプリケーションとポート・・・ユーザ定義を選択。
LAN側IP・・・リモートで入りたい(自宅に置いてある方の)PCのIPアドレスを入力(今回は先程設定した、192.168.0.2ですね)
WAN側IP・・・0.0.0.0と入力。
ポート・・・4つ全部、「3389」
※リモートデスクトップ接続のポート番号がデフォルトで3389なのですが、実際はセキュリティ的には変えたほうが良いかと。そのうち追記します。
入力したら下の適用を押します。
その後、「有効」をクリックし、ここを水色にしておくこと!
最初これ忘れてて、「ヽ(`Д´#)ノ繋がんねーよ!」となりました^^;
ここまでで、自宅PCとルーターの設定は完了となります。
実際に接続してみよう!
最後に接続テストです。
まず自宅でリモート接続をする場合。
最初に、お持ちのノートPCなどを立ち上げましょう。
起動したら、「リモートデスクトップ接続」というアプリケーションを立ち上げます。
⇛前述したコマンドプロンプト同様、「Windowsキー+R」を押して開く「ファイル名を指定して実行」ウインドウに、今回は「mstsc」と入力してOKを押します。

リモートデスクトップ接続が開きましたら、表示されたウインドウの「コンピューター」欄に、先ほど決めた入りたい端末の固定IPアドレス(192.168.0.2とかにしたアレです)を入力しましょう。

でも、これはあくまで自宅の場合。
そもそも自宅でリモートデスクトップ接続なんて、ほとんど行いませんよね。
実際に行うのは、ほぼ外出先でしょう。
その場合、指定するIPアドレスが変わってきます。
外出先にて指定するのは、自宅に割り当てられているグローバルアドレスです。
グローバルアドレスって何?という方もいるかもしれませんが、まあここではそういう物があるという認識だけで大丈夫です^^
これを知るためには、事前に自宅PCで下記サイトにアクセスしておきましょう。
https://www.cman.jp/network/support/go_access.cgi
「あなたの利用しているIPアドレス」の下に書いてあるのが、自宅に割り当てられているグローバルアドレスです。
外出するときは忘れないように、何かにメモしておきましょう。
ちなみにここのアドレス、プロバイダによってはコロコロ変わるみたいですね。
むしろ固定されてる方が珍しいのかも。
ちなみに我が家は、いつも一緒のアドレスが表示されてます(笑)
J-COMは基本固定なのかも?その辺り詳しくないので、よく分かってません。
できれば定期的にチェックしておきましょう。

この確認したグローバルアドレスを、リモートデスクトップ接続の「コンピューター」欄に入れて、接続をクリックする事で外出先でもリモートデスクトップ接続が可能となります。
上手く繋がれば、ユーザー認証画面が表示されます。
ここで必要な情報は、自宅PCに設定してあるユーザ名とパスワード。
普段、PCの電源を立ち上げた後に入力する、アカウント情報があるじゃないですか。
ここで使うのもそれになりますよ^^
※ちなみにこのアカウント情報をそもそも設定してない場合は、グローバルアドレスを入力し接続を押した瞬間に繋がってしまいます!
つまりグローバルアドレスさえ知っていれば、誰でも入れてしまうということ。
セキュリティリスクを考えて、必ずユーザ名とパスワードは設定しておきましょう!
基本的に緊急時に
ちなみに、スタバやマックにあるような外出先のWi-fiは、基本的に誰もが使えるオープンな物。
そのため、暗号化対策等がされてない場合も多いです。
ですので、どうしてもあのデータが今必要!という、緊急時にだけ使うのが良いと思いますよ^^
対して、職場の重要なデータをメール等でやり取りするという使い方は、少し危険かもしれませんね。